築年数が経っても目減りしない資産価値
新聞のチラシのほか、不動産会社のホームページ、協会団体が運営し、その会員会社が物件を提供している情報検索サイトなど、インターネットの普及で中古一戸建ての物件情報が容易に入手できるようになりました。しかし、それらに記載されている物件価格はどんな根拠で決められているのかご存知でしょうか?
中古戸建の価格は土地価格で決まる
中古戸建の価格は、基本的に土地価格で決まります。一戸建ての資産価値は建物部分と土地部分の二つの要素で決まりますが、たとえば7,000万円の物件だと、土地5,000万円、建物2,000万円といったように、建物価値は土地ほど高くありません。築年数とともに建物価値は減少し、10年も経てばほとんどゼロに近くなってしまいます。
つまり築10年を超える中古一戸建ては、物件価格=土地価格というわけです。
1日でも住めば新築マンションは中古
それに比べマンションは、物件価格に占める建物の割合が高く設定されています。建物が古くなれば、資産価値も大きく下がるというわけです。
新築マンションは買ったときには「新築」ですが、1日でも住めば「中古」に変わります。仮に売却するとなれば、新築というブランドが取れるのにともない、その住まいの売却価格はガクンと落ちてしまいがち。
中古一戸建ては資産価値の面で「安心」
土地価格がすなわち、住いの価値となっている中古一戸建ては、資産価値の面で「安心」という方程式が、見方によっては成り立ちます。あまり馴染みが無いかもしれませんが、土地価格のひとつの目安となる路線価(国税庁が毎年1月1日現在の価格標準を7月ごろに発表します)もチェックするようにすると、戸建にせよマンションにせよある程度適正価格が分かるので、購入時により安心できるかもしれませんね。
光和では、売却・購入の際に最も問合せが多い、査定価格について特に慎重に説明するようにしています。