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昨年に引き続き、今年も猛暑です。
ザブッと水に飛び込みたくなりませんか?095903myvmmlbzw1bf1l0m

カワランベー(日本昔話)

昔、信州は和合村三度にある和合川の話です。
村に流れる和合川の黒淵には、カワランベーという河童が住んでいました。このカワランベーは、村の人達から大変ありがたられていました。そのわけは、
「長者の者じゃがの、御膳30枚にお椀60個、お皿60枚、貸してくれんかのう。お願いします」ochawan_kirei
と、こんな具合で頼みに行くと、次の日の朝には頼んだ数だけの御膳や食器を貸してくれるのです。
そして用が済んだら、きれいに洗って枚数を間違えないように返せばいいのです。もし枚数を間違えたり、誤魔化したりすれば二度と貸してくれません。
そうして借りたお礼にカワランベーの大好きな食べ物を添えればいいそうです。

ある日、長者の使用人の中で一番若い子守娘が、顔のイボが治らず困っていました。そこで姉さん女中から、
「カワランベーのいる黒縁の水がイボに効くと聞いたことがある。あそこ行って水で洗ってみな。さっそく行ってみよ」
というので、2人で出かけました。
「ちょっとカワランベーさん。この水使わせて使わせてくださいな」
「何に使う?」
「この子のイボに」
「イボか・・・」

カワランベーは、子守娘に快く水を使わせてあげた。すると子守娘は、顔のイボだけでなく口の中も洗っているようでした。
洗い終わると、娘はカワランベーに尋ねました。
「どうもありがとう。カワランベーさん、あなたの好きなものは何?今度お礼しなくちゃ」
「そうさのなぁ・・・昼寝に水浴び、相撲・・・釣りに麦飯に冷たい味噌汁」
「じゃあ、嫌いなものは?」
「蓼(タデ)汁、それに・・・・・・歯のかけた娘」
「えぇ!?」
「イヒヒヒ~~!、冗談冗談冗談~!」

娘は、イボの事を気に病んで神社にお参りに行った時、足を滑らせて石段で前歯をかいてしまったのでした。

そんなある日、長者が借りていた御膳や食器を返すことになり子守娘が持っていく事になりました。お礼にカワランベーの好きな食べ物も麦飯に冷たい味噌汁も運んでいたので、途中で道端に生えていた蓼(タデ)の葉を味噌汁に入れました。娘はちょっとした仕返しのつもりだったのです。

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カワランベーは何の疑いもなく味噌汁をゴクリと飲みました。すると、喉を抑えて口から黒い煙を吐きながら苦しみだしたのです。
「な・・・何だ・・・・・・くっ・・・苦しい・・・」
カワランベーにとって蓼の葉はとても辛くて、喉を焼き焦がすものだったのです。
カワランベーの苦しみは、天から激しい雨を降らせ恐ろしい雷を呼び、川の水は増水しゴウゴウと渦を巻いて、まるで村を押し流すように暴れました。
嵐は七日七晩続いてようやく落ち着きました。
ところがそれ以来、和合川でカワランベーの姿を見た者は誰1人いなかったそうです。そして和合村の人達は、二度と御膳や食器を借りることが出来なくなったそうです。

 

 

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