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sgi01a201410192200昔々、神様は動物達の様子に困っていました。

体の大きな動物達と体の小さな動物達は、大変仲が悪かったのです。いつもケンカばかりをして、大きな動物は、小さな動物をバカにしていました。

 

ある年の暮れに、神様は動物たちに手紙を書きました。

 

「1月1日の朝、一番早く挨拶に来たものから順に1番12番までを1年交代で動物達の大将にする」

 

ところが、神様はひそかにネズミを呼び出して言いました。

「小さな動物達に勇気を与える為、小さくとも大将になれることを示す為に、小さなお前を最初の大将にしたい。なんとしても1番になれ。」

「分かりました。必ず1番になります。」

神様の気持ちを理解したネズミは頷きました。

その帰り道に、ネズミは猫に会いました。猫には手紙が届いていなかった為、うわさを聞いただけだったのです。

そこで猫はネズミに尋ねました。

「1月1日の朝に神様の所へ行けばいいの?」

「違う違う。2日の朝だよ。『元旦はゆっくり過ごす』っていうじゃないか。」

「分かった。ありがとう」

ネズミに礼を言うと、猫は帰りました。

大晦日に、ネズミは牛の家をのぞくと、牛は支度をしていました。

「オラのろまだから、今夜のうちに出かけないと」

思った通りだったネズミは、牛の背中に飛び乗りました。

牛が神様の所に付くと、背中から飛び降りて、animal02_d_01_04「神様、あけましておめでとうございます。」

と挨拶をしました。

牛は2番になってしまいましたが、「2番なら満足だ」と思いました。

猫と同じで手紙が届いていなかったトラはうわさを聞いて、「自分が外れるわけにはいかない」と考えて、山道を駆け抜けて3番目に神様の元へ着きました。

lgi01a201310110700その頃、ニワトリは、いつものように泣き声を上げて、朝が来たことをみんなに知らせていいのか迷っていました。さんざん迷いましたが、神様にもらった仕事をやらないわけにはいかず、いつもより大きな声で泣きました。

泣き声を聞いて、次々と大将になりたい動物たちが布団から飛び起きて、神様の元へ向かいました。

結果、ウサギ、龍、ヘビ、馬、羊、サル、ニワトリ、犬、イノシシの順で着きました。

次の日の朝、猫が神様の元へ行くと、神様は猫を叱りました。

「呼んだのは昨日だ。今まで寝ていたのか。寝ぼけていないで顔を洗ってこいっ」

猫はがっかりして帰りました。003それから猫は、いつも顔を洗うようになり、嘘をついたネズミを追いかけまわすようになりました。

猫が帰ると、大将になれなかったイタチが訪れて言いました。

「知らせが来なかったので、不公平です。もう一度やり直してください。」

毎日毎日お願いに来るので、神様は困り果ててしまいしました。

そこで、月の最初の日をイタチの日にしてやることにしました。

「イタチの上に“つ”を付けて、『ついたち』にしよう。それがお前の日だ。だが、他の者には内緒だぞ。」

これに納得したイタチは帰りました。

その後、1年交代の12頭の大将達と、『ついたち』にだけ張り切るイタチを中心にして、みんな仲良く暮らすようになりました。

【終わり】

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