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てるてる坊主

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てるてる坊主 てる坊主                             てるてる坊主 てる坊主

あした天気に しておくれ           あした天気に しておくれ

いつかの夢の 空のよに             私の願いを 聞いたなら

                         晴れたら 金の鈴をあげよ           あまいお酒を たんと飲ましょ

 

てるてる坊主 てる坊主

006

あした天気に しておくれ

それでも曇って 泣いてたら

そなたの首を チョンと切るぞ

 

 

 

傘売りお花

昔々、ある村に傘職人の親子が暮らしていました。娘の名前はお花といい、お花は両親が作る傘を売り歩いています。
ある日のこと、お花は遠くの町まで傘を売りに行きましたが、暗い夜道が怖くて歌を歌いながら歩きました。

雨ふれ 雨ふれ
雨ふりゃ 魚がよろこぶぞ
雨ふれ 雨ふれ
雨ふりゃ 百姓がよろこぶぞ
雨ふれ 雨ふれ
雨ふりゃ 傘屋がもうかるぞ

すると、後ろから足音が聞こえてきました。しかし、振り返ってもそこには誰もいません。

お花は怖くてたまらず走り出そうとすると、後ろから肩を掴まれました。

「きゃあ!」

「さっき歌っていた歌をもっと聞かせておくれ。わしは雨が大好きなんじゃ」

びっくりして振り返ってみると、大きな体のお婆さんが立っていました。

「うん、いいよ」

1人で心細かったお花は、嬉しくなって歌いました。

雨ふれ、雨ふれ
雨ふりゃ、傘屋がもうかるぞ
雨ふれ、雨ふれ
雨ふりゃ、魚がよろこぶぞ

すると、お花の歌に合わせて、おばあさんも歌いました。

雨ふれ、雨ふれ
雨ふりゃ、黒川がよろこぶぞ
雨ふれ、雨ふれ
雨ふりゃ、女川もよろこぶぞ九寨溝~1

お婆さんの歌っている黒川や女川とは、この近くにある川の名前ですが、雨がふると川がよろこぶとはどういう意味でしょうか?
不思議に思ったお花が、お婆さんに聞きました。

「お婆さん、どうして雨がふれば、黒川や女川がよろこぶの?」
「雨がふれば、川の水がふえるじゃろう?水がふえれば、川の力は大きくなるんじゃ。わたしはこれから黒川へ遊びに行くが、お前も一緒においで。黒川もきっと、お前の歌を気に入るじゃろう」
「でも、あたし、家に帰らないと」

お花がそう言うと、お婆さんの顔が急に怖くなりました。

「いいや!お前はわしと、黒川に行くんじゃ!家には帰さんぞ!」

そう言うと、お婆さんの顔や手足に魚のようなうろこが浮かんできました。
お花はびっくりして、夢中で走りだしました。

「おっとう、おっかぁ!助けてーっ」
「待てっ!お前は、黒川へ行くんじゃ! 」

逃げるお花を、おばあさんが追いかけます。

「こら、待てっ!わしは女川の大ガッパじゃ!お前は黒川の大ガッパの手みやげじゃ!」

お花が振り向くと、お婆さんはカッパの正体を現しました。
逃げるお花は、道の先に塩たき小屋を見つけました。
塩はカッパの弱点で、塩が体にかかるとカッパはナメクジのように死んでしまうと聞いたことがありました。。
塩たき小屋では夜通し塩をたいて塩を作っているので、あそこまで行けば助かるかもしれません。
お花は塩たき小屋に逃げ込むと、中にいたお爺さんに言いました。

「助けてください! カッパに追われているんです!」
「何じゃと! よし、奥に塩かごがあるから、そこに隠れていろ!」

お花が塩を入れる塩かごの中に隠れると、すぐに入口の前に塩をまきました。
追いついた大ガッパが現れました。

「やい、じじい!今ここへ、娘がやって来ただろう!?娘は、黒川への手みやげじゃ!娘を早く渡せ!」

するとお爺さんは、塩たき小屋の奥を指さしました。

「娘か、娘ならほれ、そこの塩かごの中にかくれておるわ。ほしけりゃ、中に入って来い」
「ぬぬっ・・・」

大ガッパは小屋の入り口に立ったまま、中に入ってこようとはしません。

「カッパ、どうした?塩が怖いのなら、あきらめて帰れ」
「しっ、塩など、怖くないわ」

大ガッパは塩が体につかないように注意しながら、ゆっくりと小屋の中に入ってきました。
そして塩かごがつんであるところへ行くと、お爺さんに言いました。

「じじい、娘の入っている塩かごはどれじゃ!」
「ほれ、そのたなの上の塩かごじゃ。そこのはしごを登っていくがいい」

お爺さんは、お花が隠れている塩かごとは違う塩かごを教えました。

「あれじゃな」

大ガッパは、近くにあったはしごを一段ずつ登っていきました。
ミシ ミシ
しかしそのはしごは、くさっているのです。
それに気づかずに大ガッパは、棚の上の塩かごに手をのばそうとしたその時、
バキッ!
はしごが壊れて、大ガッパは下に落ちてしまいました。
するとその勢いで、棚の上にあった塩かごが大ガッパの上に落ちてきてしまったのです。

「ギャァーー!し、塩じゃ!塩がかかってしまったーー!」

大ガッパは苦しそうに体をくねらせると、塩をかけたナメクジのようにそのままとけてしまいました。
それからというもの、女川の主を退治した塩たきのお爺さんとお花の話は広まり、お花の傘はどこへいっても売れるようになりました。

終わり

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